おぬいさんの「しろばんば」カレー
こんにちは。茜です。今日はぽんさんが仕事に出かけてからカレーを作りました。
今日のカレーは、おぬいさんの「しろばんば」カレーです。
おぬいさんは、故井上靖氏の自伝的小説「しろばんば」の登場人物です。井上靖氏の曽祖父の妾で実在の名はおかのさんといいます。天城湯ヶ島時代の井上靖氏(作中では洪作)を育てた人物です。
作中にはカレーの記述はありませんが、何かの本で、井上靖氏の述懐があり、その中で
「祖母はハイカラな人であった。当時はまだ家でカレーを作る家はなく、そんな中で祖母はカレーを作ってくれた。カレーの中には必ず大根が入っていた。私(井上靖氏)の中のカレーは大根入りカレーだ。」
と、言う様な事が書かれていました。
大学生の時に読んだので、正確な文章ではありませんが。
と、言う事で、私は大根入りカレーを おぬいさんの「しろばんば」カレーと命名して、たまに作ります。
結構美味しいです。何かヘルシー感漂います。煮た大根がほとんど食べられない私でもおいしく食べられます。
勇気のある方はお試しあれ。
せっかく鉄鍋でカレーを作ったので、鉄釜でご飯を炊きました。
私の実家はおかまでご飯を炊いていたので、私もおかまでご飯を炊けます。
と、言っても、我が家にはかまどはありませんから、IH対応の鉄釜です。
カニの穴もばっちりです。油断して少々おこげを作ってしまいました。
お母ちゃんの手作り大好き犬のまなは、ごはんのガッツキっぷりがいつもよりすごかったです。
確かに美味しかったけどね。
ぽんさんもご満悦でした。カレーにつけて食べたいと、仕事帰りに食パンを買ってきていました。
茜